
HAKUYOU
A .E. D
男の頭は、
時間の境目にある植物の葉脈の中に入り込んだ。
(男の頭である彼あるいは彼女は、真実は見えないところに隠されていると思い込んでいたので、より小さなものの中に入り込みたがっていた)
男の頭である彼あるいは彼女は、理を求めて葉脈の中を懸命に泳いだ。
葉脈の中は、葉脈の外と同等であった。
男の頭は何かを掴みかけたような気がしたが、それがどのようなものか分からなかった。
それでも男の頭はすっきりとした気持ちで、葉脈の中を記憶に刻みつけた。
そして、次の時間へと向かった。
私たちの時間の中には沢山の境目がある。
秋分の日もそのうちの一つで、
大切な毎日の中の大切な境目の日である。
この日風水鑑定を行うことができないのは、
時が入れ替わるような黒と白が混ざるような不思議な時間であり、
鑑定結果が何かと混じりあったような不思議な結果となるからである。
混じり合うような境目の日に
あなたの欲しい状況や未来について想いを巡らせてみて欲しい。
こうなりたい、こうなる、と決めたら、それが成される日付を選んで、
しっかりと刻みつけてみて欲しい。
あなたの時間はあなたの味方をする。
だから、あなたの時間があなたの敵かのような振る舞いをしたとしても、
実はあなたの味方をしているからそうなっていることがある。
あなたの時間がどう流れていても心配しなくて大丈夫。
信頼して心安らかでいるということが一番である。
秋分の日は、あなたの時間を信頼して、あなたのタイミングを信頼して
美味しいお酒でもグラスに注いで、乾杯してにっこり笑うと良い。
もしもあなたがあなたの時間を信頼することが怖くても
大丈夫だと信じる方向に向かえるように、心から祈っている。
(白羊は、海外から届くはずの書物が二冊も届かない)
(私の時間を信頼するということは、このまま書物が届かなければ、それは書物は必要ないということ、書物無しで学ぶ必要があるということだ)
(届くと良いけどな)
(届かなくても大丈夫ということだ)
(けど、、届いておくれよ、、、)
