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最終更新: 2019年7月12日

屋根裏部屋に残された、私の描いた絵や額を断捨離して欲しいという要請を受けて

実家へ行く。


実家には私の部屋はもう無く、

私が使っていた部屋は妹が使っていて、

妹の部屋は母の裁縫や刺繍、朗読ボランティアの録音ルームとなっている。


私の居た形跡の無くなっている実家であるが、

屋根裏部屋には私の残骸が沢山あった。

(私の居た形跡がたっぷりと残されていた)


色んなことを思いながら絵と額を見て、

もう全部要らない

と、全て処分する意向を母に伝えて絵と額を運び出すと


やっぱり一枚は取っておこうかねえ

と母が言い出した。

(母のアダ名はキノコ)

(後ろ姿がブナシメジに似ている)

(娘たちにはキノコさん、と呼ばれていて)

(遠くのキノコを呼ぶ時にはキノピと呼ばれる)

(キノコは、キノコさん、と呼ばれると、はーい、と返事をする)

(キノコと呼ばれることに何の疑問も抱いていないようだ)


母は一枚を選びきらず、結局は三枚置いておくことになった。

正座して、その三枚を掴んで膝の上に載せている姿を見て、

私は何とも言えない柔らかい気持ちになった。

(幼い頃に、夏の日の母の二の腕に触れた時のひんやりした感触)

(ああいうのを思い出すような気持ちになった)


断捨離がひと段落つくと、


こないだ葛切りがとっても美味しく作れたからアレを食べさせてあげるわ

と、母が葛切りを作ってくれた。

(葛粉は消費期限切れのものを使用)

(葛切りの作り方の動画を観ながら、動画の内容全てを無視して作り)

(出来栄えが気に入らないと言って三回作り直した)


母渾身の作の葛切りは

昼食に使ったらしいネギの香りがまな板を通して移っていて何とも言えない味がしたが

再び私は何とも言えない柔らかい気持ちになった。

(ネギ風味で美味しい、と言って全部食べた)


帰宅時には、手作りのチリメン山椒と生姜漬け、果物を持たされて、

帰りの荷物にはキノコの愛が乗っかっているような気分であった。


皆んな誰かの子なんだなあ、というようなことを考えて

皆んな誰かの大切な子だから、そういう気持ちで自分にも他の人にも接したいなと思ったような帰り道であった。


追記:生まれた時から今もなお、誰かの子ではあっても虐待を受け続けているという人もいるかもしれない。

そういう人のことも大切な子だと思っている。






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