
HAKUYOU
Untitled
せっかく京都に行くのだから
京都周辺に住んでいる好きな人に声を掛けてみようと思ったので、
Yちゃんに声を掛けた。
(Yちゃんは絵と漫画を描く整体師で、恋人の無農薬無肥料農業を時々手伝っている)
(Yちゃんとは数年前に量子の講座で初めて会った)
(Yちゃんは彼女の内側にあることを確かめながら話す時、胸の前に持ってきた右手首を左手で握りしめる)
(私はそれを見るのがとても好きだ)
(骨に確認しているように見えるから)
彼女がオーガニック志向でグルテンフリーのお店を沢山探してくれていたが、
素敵なお店は全部休みだということで、
モールのようなところのオーガニック志向のお店へ入った。
彼女が緑色のスムージーを飲みながら最近感じていたことを話している間、
(私は赤いスムージーを頼もうと決めていた)
(が、整体師の前で冷たいものを頼むと怒られるかとドキドキしていたので、彼女が緑色のスムージーを注文した時にちょっとした感動があった)
私は彼女の左手が右手首を掴むのを眺めていた。
(大切なことを話す時には頻度が増すことが分かった)
(創作に関すること、整体に関すること、生き方に関すること、)
(そういったことで手首を掴む頻度が増した)
私も存分に話した。
この日は優しくて美しい人にしか会わなかった。
私は少し明るくなったオデコに風をあびて帰宅した。
そして、駅前のスーパーで買ったオーガニックじゃないオイルサーディンとオーガニックじゃないアボカドを食べた。